小籠包(ショウロンポウ)の作り方 レシピ

小籠包レシピ

小籠包(ショウロンポウ)は、その独特な形からとても人気のある食品です。小籠包の大きさは一般的な肉まん(肉包子)と比べてかなり小ぶりで直径は約3センチメートル程度です。大きさからいえば焼売に近い状態です。

 

皮は小麦粉を半ば発酵させ、よくこねたものを円形に薄く延ばし広げて作りまする。特徴のスープは元々のレシピでは豚皮を煮込んで冷やした肉皮凍という煮こごりを豚の挽肉に混ぜ込むのですが、現在は鶏のゼラチンを用いたり、中には豚皮・牛骨・鮫の軟骨を加水分解で工業的に加工して作った食品用ゼラチンを用いるものもあります。このゼラチンが蒸籠の高温で蒸され、溶けてスープとなるのです。

 

熱々の肉汁(スープ)を含んだジューシーな味わいがその最大の特徴となっているのです。したがって、冷めたものではその特徴を味わえず、蒸したてを火傷しないよう気をつけながら、箸でつまみ、レンゲでスープをこぼさないようにして味わうのです。

 

通常は、薄い皮の折ひだを14以上作り、具を包む。具には白菜や、シイタケ、クログワイなどの野菜類やキノコ、エビやフカヒレなどを少量混ぜた豚の挽肉を入れるのです。

 

豚肉には皮や皮下脂肪の部分も混ぜ、ゼラチン分が含まれるようにします。この他、上海で名物となっている上海蟹の身を入れた蟹肉小籠や、雌の内子を入れた蟹黄小籠もあり、高級品として特に珍重され、また蟹を捌(さば)く職人の名人芸は、上海観光の楽しみのひとつにもなっているのです。

 

たれは酢(鎮江香醋、いわゆる日本でいう黒酢)だけか、これに醤油を混ぜたものを用い、これに千切りにしたしょうがを混ぜます。日本の焼き餃子のようにラー油を使うことは中国ではまれであるのです。すでに味付けされ、たれが不要のものもあります。